2021年12月に入札により施工業者は決まっていましたが、
コロナの影響で鉄骨の納期が延び延びになっていてやっと着工です。
着工に先立って「地鎮祭」を執り行いました。
氏神様はすぐ近くの伊勢山皇大神宮ではなく
旧戸部村の鎮守で、横浜市内唯一かつ旧武蔵国の式内社である「杉山神社」
式典の荘厳な雰囲気の中で何度やっても緊張するのが「地鎮の儀」。
鎌、鍬(くわ)、鋤(すき)の道具を使って設計者、施工者、施主の代表者が行う儀式です。
土地の邪魔な草を刈り、穴を穿ち、鎮物を埋める、ということらしいです。
一般的に設計者は鎌を持って「苅始めの儀」を担当します。
盛り砂に立てた稲穂を「エイ、エイ、エイ」と3回に分けて刈り倒すというただそれだけですが、
それまでは神主の祝詞を聞いたり、敷地を清めたりするのをじっと待ってるので、
いきなり声なんか出ません。しかも最初にやるので、音量の調整がきかない。
第一発声、裏声になりかけましたが何とかクリア。
その後は現在のアスファルト舗装をはがす前に建物の形を地面に落とす「縄張り」を行い、
営業車がどれだけ止められるかのシュミレーションに立ち会いました。
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