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総じて、難しい難しいと言いながらも奇麗に納めてくれた現場に感謝であります。 結果的には恐らく、建設費を聞いたら皆さんびっくりするくらいコストパフォーマンスの高い建築となったと思います。

基本計画の際に昔は「何でも言ってください」、というところから始めることが多かったのですが、 結局、まとめるのに相当無駄な時間を使うことに最近ようやく気が付いた、 というか聞かなくても良いことも結構多いものだと気づきました。 ただし、クライアント側であれこれ考えて頂いた方が、 後から「こうすればよかった」が出にくいことも確かなので、 その辺のバランスが分かってきたのかな、というところです。

一般的にツーバイフォー構造の建物は改修が難しいと言われます。 在来工法においても構造壁という考え方はありますが、天井や床の水平耐力はあまり重視しないので、比較的改修は楽です。 それに対してツーバイフォー構造では、例えば床をはがす、という行為はブロックの面剛性のバランスが崩れるからNGというのです。

2019年から足掛け3~4年、紆余曲折ありましたが、ようやく新オフィスの竣工を迎えました。 オーナー会社は「鎌倉天幕」という自社ブランドが大人気のキャンプ用品製造販売会社です。

今回のデザインテーマはオーナー希望もあって、自然で簡素なイメージ、 シンプルな素材をそのままデザインに生かすことがテーマです。 プレゼンテーションは床壁天井全ての素材がパッと見える3Dで表現しました。