いくつか「プレゼンテーションの手法」シリーズとして紹介する手法も最後。
オステオパシーという整体術の施術専門家を育てるための学校の設計をしていますが、
今回紹介するのはそのプレゼンテーションの手法、掟破りの「勘パース」です。
建築に携わっていない一般のクライアントに、
建物の形や機能を「パッと見」で分かり易いように伝えるためには
細かいところをいくら見せても伝わりません。
先ずは建物を「人の目線」レベルから見上げた感じの「(1点)透視図」
そして3階建てのそれぞれのフロアを上から見たパース、いわゆる「鳥観図」です。
これらは全て私の勘パースです。
勘パースとは決められた製図法を用いないで勘だけで描く完成予想図のこと(造語です)。
自分の経験と勘だけが頼りです。コンピューターに描かせたら絶対にこうはなりません。
自分がクライアントに感じて欲しいイメージを強調して描き出すので、
部分的にスケールアウトしていたり誇張されていたりすることもしばしばあるのです。
竣工写真はこちらアトラス・オステオパシー学園