
都内某下町地区の地主でもある不動産屋さんから土地の有効利用についてご相談がありました。
独居の高齢者向けのすまいを計画できないかとのこと。
ここのところ生活保護受給者のお年寄りの住む場所が無くなってきていると、地主さんは言います。
新築アパートも出来てはいるけれど家賃設定が高い、しかもお年寄りには生活しにくい作りだ、そんな街になってきていると。
昔からこの地域に世話になってきて、なにかできることは無いかと思ったうえでのお話でした。
敢えて「すまい」という言葉を選んだ理由は、
ここが‘’終の棲家(すみか)‘’となってもおかしくない人々を受け入れる覚悟なのです。
バリヤフリーを考慮して平屋建てに、安い家賃を設定するには安く建てなければなりません。
となると、耐火建築物としないぎりぎりのボリュームで。
ざっくり3住戸できそうです。中庭は井戸端になると良い感じです。
規模が小さければ設計料もあまり期待できませんが、実現させたいです。