⾃然素材の⼩品、健康雑貨等を取り扱う店舗のインテリアである。
バリアフリーを考慮したいというオーナーの要望をとり⼊れ、ゆったりとした空間とした。
⾃然素材を中⼼とした内装は⽊、布、紙等を基本とした。
予算や、テナントであるということを考慮し、天井の改修はしないこととしたため、天井照明は四⾓い蛍光灯のままである。
この無機質な蛍光灯をどのようにカバーするかが、問題として残った。
何か⽊や、⽵などの傘、笊(ざる)、簾(すだれ)のようなものでカバーすることを提案したところ、雑貨の輸⼊を⼿がけているオーナーが、さすがなところで、さっそく東南アジアの籐製のランプ傘を⾒つけていらっしゃった。
さらにこれに和紙を巻きつけ、蛍光灯の下に吊るして⾒事な⼿作りの照明が完成した。
施主のアイデアが⽣きた現場であった。
デザイナーとしては施主と共に⼿作りで⾏う現場は楽しいものである。